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MOUNTAIN LIVIN’|「カリフォルニアの自由なマインドをTシャツに込めて」
イラストレーター・ディーン アイザワ

マウンテンハードウェアから、今シーズンも「Hardwear Mountain Livin' Short Sleeve」が登場。「山と共に暮らす」生き方に共感するすべての人に向けて、自然とともに生きる日常の豊かさを感じていただけるよう、想いを込めて仕立てたテクニカルTシャツです。ハイキングはもちろん、ライフスタイルでも活躍する機能性もさることながら、山をモチーフにした特別なグラフィックも魅力です。

アートワークを担当したのは、イラストレーターのディーン アイザワさん。「山と共に暮らす」をテーマに、西海岸の遊び心と冒険心を表現していただきました。マウンテンハードウェア アスリートの伊藤伴を聞き手に、霧ヶ峰の山を歩きながら「Hardwear Mountain Livin' Short Sleeve」の制作裏話やディーンさんの山との関わりについてお話を伺いました。

ディーン アイザワ(写真左)
東京都出身。2016年、サンフランシスコ・アカデミー・オブ・アート大学ファイン・アート・ペインティング科卒。アーティスト活動と並行しながら、イラストレーター、グラフィック・デザイナーとして活動中。現在では広告、雑誌、Web、商品パッケージなどのビジュアルを制作。

伊藤伴(右)
MHWアスリート。登山ガイドとして活動しながら、国内外でフリー、アイス、アルパインクライミング、バックカントリースキー、ハイキング、キャンプなど四季を通してアウトドアフィールドを楽しんでいる。

伊藤:お~! めっちゃいい景色。実は、霧ヶ峰を歩くのはじめてなんですよ。

ディーン:僕は去年の冬に来たので真っ白だったし、こっちのルートは歩いたことがなくて。楽しみにしてました。

伊藤:今日は、イラストを描いてもらった「Hardwear Mountain Livin' Short Sleeve」の話を聞きながら、八島湿原の登山口から鷲ヶ峰の方にちょっと寄ってから、ゼブラ山、北の耳あたりまで歩いてみようと思っています。

早速ですけれど、ディーンさんはいつから山に行ってるんですか?

ディーン:親が自然で過ごすのが好きで、子どもの頃から妙高や野尻湖の方によく行っていたんです。2歳とか、そのくらいから。高い山に登るとか、そういうのではなかったのですが、湖畔をハイキングしたり冬はスキーをしたり、アウトドアで遊んでいました。

中学生くらいから、友達と遊ぶことが多くなってあまり行かなくなってしまったのですが、25歳のときに琵琶湖を自転車で一周したり、屋久島に友達に会いにいったりしているうちに、自然で過ごすことの楽しさを思い出して、気づけばいまでは山にどっぷり、という感じです。

伊藤:山でイラストを描くようになったのは?

もともと風景を描くのが好きだったんです。街でも旅先でも、いい景色があったらスケッチをしていました。水彩をはじめたのは10歳くらいだったかな。はじめは全然うまく描けなかったのですが、上達すると楽しくて。

山はいつも新しい景色を見せてくれますよね。好きな時間は朝とか夕方とか、光がきれいなとき。今日も朝靄を見ながら描きたいなってうずうずしていました(笑)。

伊藤:ディーンさんはアメリカにいたこともあるんですよね?

ディーン:生まれ育ちは日本ですが、大学はアメリカでした。カリフォルニアのベイエリアに5年くらい住んでいて、アートの勉強をしていました。

伊藤:卒業後は帰国して、イラストレーターとしてのキャリアをスタートさせたって感じですかね。まさにマウンテンハードウェアがアメリカの西海岸、カリフォルニアで生まれたブランドで、そんなつながりもあってディーンさんに「Hardwear Mountain Livin' Short Sleeve」のイラストをお願いしたんですよ。

ディーン:依頼をしてもらったのって、もう1年くらい前ですよね。Tシャツのために絵を描いてほしいって聞いて、すごく嬉しかったです。

伊藤:ついに完成!って感じですね。今日、ディーンさんも僕も着てます。かっこよく仕上がって僕も嬉しいです。

ディーン:普段は水彩で描いているんですけど、Tシャツの生地だと色やディテールがきれいにプリントできないのかなって思って、別の手法を模索しました。新しいことにチャレンジしたい気持ちもあったので、線画とグラフィックでやってみました。Tシャツのボディーの色、インクの色も結構こだわりました。

伊藤:アートワークに関して、マウンテンハードウェア側からは、カリフォルニアの雰囲気を出してほしいとリクエストしていましたよね。すごくざっくりな依頼ですけど(笑)。

ディーン:最初はカリフォルニアっぽいモチーフで絵を描いてみたんですよ。ヨセミテのハーフドームとか。でも、これじゃないなって)。あらためてカリフォルニアらしさってなんだろう?って考えたんです。それで思い出したのが、カリフォルニアの自由な感じ、マインドでした。カリフォルニアの絵を描くのではなくて、もっと絵で遊ぶことが大事なんじゃないかって。

伊藤:グラフィカルな山並みのモチーフがすごくいいと思ったんですけど、これは?

ディーン:上の絵は手書きです。それをいろんな書き方で表現したらどうなんだろうってやってみたら、いっぱい出てきちゃった。で、これを全部並べてみようと。実験ですね。

同じ山を見ていてもみんな捉え方は違う、みたいな。ある意味これもダイバース(多様性)というか。僕ひとりの思考のなかにもこれだけいろいろ山があるということでもあって。

伊藤:ほんとうに絵で遊んでいるというか、実験しているんですね。

ディーン:山のスケッチがグラフィックになっていくプロセスって、登山道から外れて、全く誰も歩かないような道をちょっと冒険していくような楽しさもあったんです。

伊藤:カリフォルニアらしさを、こうやって解釈して作品にしていくのってすごいなあ。

伊藤:僕が着ているフロントプリントのTシャツ、いろいろな絵があって好きなんです。カリフォルニアベアは、最初のデザインにも入れてくれてましたよね。

ディーン:これはめっちゃいい!ってなって、新しい絵を描いて足して、できてきた感じですね。ラフな感じの絵もあるし、しっかり書き込んでいる絵もあるし、いろんなタッチが混ざっているのも好きですね。

伊藤:マウンテンハードウェアって、ライフスタイルのなかにちょっと激しめの遊びがあるアウトドア好きのためのブランドなんです。日本だとちょっと真面目なブランドというイメージがあるのですが、実は結構やんちゃというか、ストリートな感じ。

もちろん8000m峰を登るような装備もつくっているけれど、西海岸らしいカルチャーから生まれて育ったブランドだから、ディーンさんのバックグラウンドもそうだし、アートとの向き合い方、自然の遊び方は、すごくぴったりだなって思うんです。

ディーン:カリフォルニアに限らず、アメリカってどんどん新しい考え方が生まれたりする場所で、音楽とかアートはとくにそう。授業中に音楽流したりギター弾きながら授業する先生もいるくらい。すごく自由なんですよ。

しかも、いろいろな人種の人がいるし、年齢やキャラクターも多様。だから、誰でも着れるようなTシャツにしたかったんです。どの世代でも、どの国の人でも男女関係なく、いつでもどこでも着れるような服にしたかった。

だからすごくニュートラルというか、どの時代でも古くならないような感じ、タイムレスな服のデザインになっていると思います。

伊藤:ディーンさんにとって、山に登る理由は?

ディーン:自然の壮大さと自分の無力さを強く感じられる場所だから、でしょうか。山に身を置くことで心が洗われ、謙虚な気持ちを取り戻すことができるようにも思うんです。

これって、宇宙飛行士が、宇宙から地球を俯瞰することで自己や地球、世界に対する認識が大きく変わるオーバービュー・エフェクトに近い感覚なのかなって思うんです。オーバービュー・エフェクトって、限られた資源の中で繋がったひとつの存在である地球を強く認識して、その意識が帰還後もつづくという現象なのですが、私にとって山に行くことは、この体験に通じるものがあると思うんです。

あとは、やっぱり風景が好きだから、かな。山は特別な場所だし、行くたびに違う。時間でも、季節によっても違う。自然に行くと体全身がオンになる感じもあるし、純粋にリフレッシュでもあるのかな。自分ひとりの時間が好きっていうのもありますし、友人と行くのも楽しい。なかなか答えがまとまらない(笑)。

伊藤:難しい質問しちゃってごめんなさい。でも、そうやっていろんな山の楽しさを感じてほしいというのが、「Mountain Livin’」のテーマではあったりするんですよね。
って、絵めっちゃうまいなあ……。

伊藤:「Hardwear Mountain Livin' Short Sleeve」は素材にも結構こだわっていて、「DELTA」っていう生地を使っています。高い吸湿速乾性と耐摩耗性を持ったポリエステルニット素材で、夏山にはぴったり。汗をかいてもサラッとしているし、ガシガシ着てても大丈夫。山は標高が高いとはいえ、暑くて汗だくになることもあるじゃないですか。そんなときでも快適に過ごせるような素材なんですよ。

ディーン:カジュアルな感じだけど、しっかりストレッチするしベタつかないし、いい生地ですよね。

伊藤:「Hardwear Mountain Livin' Short Sleeve」って、自然とともにある僕らの暮らしを見つめ直してもらいたいって思って企画したTシャツなんです。

山はもちろん、キャンプやレジャー、街着として使ってもらえたらいいなと思っています。今シーズンはディーンさんにイラストを描いてもらって、マウンテンハードウェアが生まれたアメリカの西海岸の自由な空気も表現できたし、山のこと、自然のことに想いを馳せるきっかけになったらと思っていて。

ディーン:東京に住んでいるから山は非日常な場所ではあるけれど、僕らの暮らしとも繋がっているんですよね。「Hardwear Mountain Livin' Short Sleeve」は、そんな自然とのつながりを思い起こさせてくれる、いいきっかけになれたら嬉しいですね。


Hardwear Mountain Livin' Short Sleeve

「Hardwear Mountain Livin' Short Sleeve」は、8月11日・山の日に寄せて、山を愛するすべての人が、自然とのつながりを見つめ直すきっかけとなるよう願いを込めてつくられた特別な機能性Tシャツです。Mountain Livin’をテーマに、多様な山との関わり合いをイメージし、デザインが異なる2パターンのTシャツをつくりました。高い吸湿速乾性と耐摩耗性を持ったポリエステルニット素材「DELTA」を採用。 伸縮性に優れ、汗をかいても肌離れが良好なため、ハイキングからライフスタイル、リラックス時など幅広いシーンで快適な着心地を提供します。

ディーン アイザワ コメント
西海岸の遊び心と冒険心を表現したデザインで、さまざまな技法を用いて山のランドスケープを描き、冒険心を持って自由に表現しました。リアルな描写や点描、抽象的なアプローチなど、異なる手法を試みています。 山登り自体が冒険であるように、デザインにもその探求心を反映しています。ハイカーはこれらの山々に足を踏み入れる「冒険者」です。


品番:OE1553
価格:¥8,800(税込)
素材:バックサイドメッシュダブルフェイス(リサイクルポリエステル70% ポリエステル100%)
カラー:Blue Sage(460), Stone(022),Black(010)
サイズ:XS、S、M、L、XL(ユニセックス)


品番:OE1558
価格:¥8,800(税込)
素材:バックサイドメッシュダブルフェイス(リサイクルポリエステル70% ポリエステル100%)
カラー:Blue Sage(460), Stone(022),Black(010)
サイズ:XS、S、M、L、XL(ユニセックス)