幻の熊野古道――
高野山から和歌山県・龍神村を経て
熊野本宮大社へいたる道
「奥辺路」は、この地でそう呼ばれている。
古くから修験の道として歩かれ、近年再生したこの道を、
マウンテンハードウェアアスリート3人が、
軽量性に特化したMountain Speedコレクションの
アイテムに身を包み、
1泊2日の
ライト&ファストハイクスタイルで旅した。
©Strava
龍神村ヤマセミ温泉近くの登山口よりスタート
安堵山を越え、冷水山山頂へ。ここでテント泊
大展望の稜線沿いを歩くと美しい朝日が
このまま果無山脈を歩くと熊野古道の小辺路が通る果無峠へ
熊野本宮大社から大きな鳥居のある大斎原にゴール
Masatoshi
Nakagawa
Trail Runner
中川政寿/京都・和歌山の二拠点でトレイルランニングツアーなどを主催。和歌山県・龍神村ではハイカーや地域住民とも協力し、トレイル整備や地域おこし活動に従事する。
Takemitsu
Ueno
Skier
上野岳光/地元である長野県・野沢温泉を拠点に、冬はバックカントリーツアー、グリーンシーズンはマウンテンバイクのガイドとして活動。年間滑走日数は100日を超える。
Eiji
Nomura
Climber
野村英司/ボルダーやマルチピッチクライミング、クラックなど幅広いジャンルで活躍する注目の若手クライマー。特にハイボルダーを得意とし、海外での実績も豊富。
「ロングトレイルなので
削れるものは削りつつ、
ダウンやスリーピングバッグ、
ライト類などは軽量化にこだわり過ぎず、
快適さも考慮しています」
「今回は自分がホスト役で
二人を案内することもあって、
予備的な装備も含めて用意しています。
ファストハイクだからと
荷物を無理に軽くするのではなく、
必要かもしれないものは
持っていくようにしていますね」
「普段やっているクライミングは
ギアの量が多いので、
それ以外の荷物はなるべくコンパクトに。
必要最小限のものをベースに
考えています」
Takemitsu
Ueno
Masatoshi
Nakagawa
Eiji
Nomura
超軽量なショーツの上に着脱しやすいウィンドパンツ。
体温上昇や気温変化にスピーディーに対応できる軽快なレイヤリング。
アウターには肌寒い稜線やキャンプ時の保温着として防風性に優れたジャケット。
インナーは吸湿速乾Tシャツで汗冷え対策。
吸湿速乾Tシャツと超軽量なショーツをベースに、
防寒着にもなるアクティブなソフトシェルのジャケットとパンツの組み合わせ。
装備を軽量化し、スピードを重視
防風性を持ちながら内側からの蒸れを逃がす軽量シェルや、
アメリカンポップなグラフィックが目をひくMtn SPEEDと
施されたPolartec Power DryのTシャツなど、
軽量装備でより遠くまで辿り着くためのコレクション
「内側の起毛素材の肌ざわりがよく、
保温力もあるのですぐに暖かくなります。
暑さを感じればダブルジッパーを調整して
風を入れることで快適に。
背面の裏地パターンも工夫されており、
バックパックを背負ったり、
ハードなアクティビティでも動きがスムーズです。」
Masatoshi Nakagawa
¥26,400(withTax)
防風性と通気性に優れたパーテックスカンタムエアの表地に、適度な保温性と通気性を備えた帝人「オクタエアメッシュ」の裏地を組み合わせました。アクティブなシーンでもオーバーヒートしにくく、肌寒い日の登りや稜線での保温着として年間を通して活躍します。
エアメッシュの裏地
※裏地の色は実際の商品と異なります。
撥水仕上げ
「コットンタッチの素材ですが、薄く、
生地の滑りがよくて着用しやすい1枚です。
ウーリー・ステックのテイストが
入っている点にも惹かれます。」
Masatoshi Nakagawa
¥6,600(withTax)
「マウンテンスピード」の名前の通り、ファストハイクやトレイルランニングなどアクティブなシーンで使いやすい半そでTシャツです。優れた吸湿速乾性を持つPolartec Power Dry素材を使用し、汗冷えに配慮しました。ロゴはアメリカを代表する清涼飲料水をサンプリングしたデザインです。
アクティブなシーンで
使いやすい吸湿速乾性
コットンタッチの
化繊素材で着心地柔らか
「非常に薄く軽量です。ひざ上の丈なので、
大きくももをあげても引っ掛かりがなく、
ストレスがかかりません。
ランシーンなどで汗をかいても
驚きの速乾性で、1日の行動中、
濡れてはすぐに乾いての繰り返しでした。」
Takemitsu Ueno
¥10,450(withTax)
重量わずか110g(Mサイズ)と超軽量で通気性に優れ、しなやかな穿き心地のショーツです。両側にハンドポケットを設けるなど日常のアクティビティでも使いやすい仕様に。背面、腰部分にはジッパー付きの大きなメッシュポケットを備え、トレイルランニングシーンでも使いやすい一枚です。
軽やかに行動できる
超軽量ショーツ
背面のメッシュポケット
マウンテンスピードフーディ
「とにかくストレッチがよく効いていて、着心地が軽やかです。汗をかいても乾きがよいので、動いたり止まったりする場面や変化の多い環境下で重宝します。」
マウンテンスピードパンツ
「抜群のストレッチ性で動きやすく、より軽く感じます。一方、軽いながらも生地にはほどよく厚みもあり、少々ラフなシチュエーションにも対応。さらっとした肌ざわりで不快感もなく、快適です。」
Eiji Nomura
¥18,700(withTax)
軽く、ストレッチ性に優れたソフトシェルを使ったフーディジャケットです。年間を通して使いやすい薄手のモデルながら耐久性が高く、ファストハイクなどはもちろん、岩への擦れが想定されるアルパインクライミングなどでも安心して着用できます。フードは頭にしっかりフィットするサイズ感。
頭にしっかりフィットする
サイズ感のフード
¥16,500(withTax)
薄くて軽く、ストレッチ性に優れ、耐久性もあるソフトシェルを使用したパンツです。登山パンツとしてはもちろん、裾は風をはらまないようテーパードしており、寒い時期のトレイルランニングパンツとして使用しても快適です。ゴムバンドとドローコードで調整するウエストはパックやハーネスを着用してもごわつきません。
裾は風をはらまない
テーパード
「見た目以上に荷物が入り、
パッキングもしやすいパックです。
背面がしっかり背中に密着するので
ブレずにファストハイクできます。
マウンテンハードウェアらしいオレンジが
アクセントに使われていて、
デザイン性もいいですね。」
Takemitsu Ueno
¥25,300(withTax)
取り外し可能なアルミフレームのフォームフレームシートが荷重を支え、バランスよく分散することで長時間の移動をサポートします。背面は中央のチムニー構造で通気を促し、パッド部分にも吸湿メッシュを採用した快適な背負い心地です。
ボトム部分には
耐久性の高いX-PAC素材
ボトム部分に
専用レインカバーを内蔵
幻の熊野古道――高野山から和歌山県・龍神村を経て熊野本宮大社へいたる道「奥辺路」を、
マウンテンハードウェアアスリート3人が1泊2日のライト&ファストハイクスタイルで旅した。
WITH OUTDOORにて全編記事公開中。
道普請/幻の熊野古道
中川政寿主催 トレイル整備、キャンプ、そしてトレイルランニングを楽しむ二日間
自身が和歌山県龍神村で行っている幻の熊野古道【奥辺路】再生の道普請(トレイル整備)を通して
トレイルとその周りの森や山の環境に目を向け、
地域と共に持続可能なフィールドを保つ為の活動を体験。
詳細はイベント詳細ページへ。